
Calcite
地球上に存在する鉱物は、多様な形・微細組織・化学組成・結晶構造を示しますが、これらはその鉱物が結晶成長した時の情報を反映しています。
当研究室では、天然および合成した鉱物について、マクロから原子レベルまでの観察・分析を行い、計算機シミュレーション等を用いて理論的考察を加えることにより、その結晶成長機構を明らかにすることを目的として、研究を行っています。
主な研究テーマ
- 炭酸カルシウムCaCO3における準安定相の成長メカニズムに関する実験的・理論的研究
- 分子動力学シミュレーションによる鉱物の物性や相転移機構の解明
- 第一原理計算による結晶表面の解析
- 表面X線散乱を用いた鉱物/水界面の解析
過去の研究テーマ
- 多接合太陽電池用III-V-N系半導体の結晶成長シミュレーション
・熱力学解析によるGaAsN混晶の組成予測
・第一原理計算によるGaAsN成長表面でのN取り込み過程の解析 - 宝石の成長履歴および検査手法の研究